元パチプロ りゅうへいが、
10年間以上パチプロとして歩んできたその軌跡を
ノンフィクションでお届けします。
ついに念願のモーニングサービスに当選!
初のホールデビューで待っていたのは…
ピピピピピィー♪
店 「ご当選、おめでとうございます♪」
店 「機種は何になさいますか?」
R 「えっ、き機種!?」
ハズレる事が日課になっていた様なモーニング抽選で、
まったく当たることを想定していなかったので私はテンパッてしまった。
ここですかさず進学校に通う友人Yからの助け舟が…
Y 「コレにしときな☆」
地元で有名な進学校に通う友人Yが選んでくれた機種は…
パチスロ リアルボルテージ
確かジャグラーやパルサーも残っていたけど
Yは、コレが600枚くらい出るから一番得だとアドバイスをくれた。
やっぱり進学校の生徒さんは頼りになるな、なんてこの時も私は思っていただろう。
獲得枚数が多い機種を教えてくれた友人Yはさすがだな、と当時は思っていたが
いま思い返すと、
「リアルボルテージは無いわ!」
と言う感じである。
そう、この機種なかなかの技術介入機種で、
初スロットの私にはとてつもなくハードルの高い機種だったのだ。
技術介入最盛期の、しかもアルゼの台ときたもんだ。
無論、今ならキッチリ打てそうだが…(笑)
さて、モーニングに当選した私を残して、友人Yたちはみんな学校へ…
私は一人寂しく初スロットを体験するのだった。
初スロットと言っても、プレステでは体験済みだった。
友人Yのすすめもあり、しっかり予習はしてきたのだ。
一応、予習の成果か遊戯自体はなんとか普通にこなせるものの、
肝心の目押しはサッパリだった。
たしか1枚がけやら2枚がけやら色んなことを試して、BIG一回で400枚とかしか取れず
かなり凹んでいた記憶しかない。
さて、このモーニング抽選だが
実はモーニング台には、なかなかの設定が使われていることが多いらしく
実際にYの友人達も
モーニング台を粘って打ってみたら5万勝ったとか10万勝ったとか…
高校生には夢の様な話だった。
進学校の生徒達が提唱していた立ち回りは、こうだ。
・堅く勝ちに行くならモーニング大当たり即ヤメ
・大勝ちしたいならモーニング大当たりを打ち込む
モーニング当選したリアルボルテージで、
400枚ほどのコインを手に入れた私が選んだのは大勝ちを目指すだった。
おそらくこの時は、大勝ちしたいというより、楽しかったから続行したんだと思う。
この選択が功を奏したのか、
更にビギナーズラックという謎のヒキもあったようで
私は、高校生名ながら初打ちのスロットで6万円もの大金を手に入れてしまったのだった。
~つづく~