元パチプロ りゅうへいが、
10年間以上パチプロとして歩んできたその軌跡を
ノンフィクションでお届けします。
りゅうへいは小・中・高とサッカー部に所属いていた
バリバリのスポーツマンだった。
スポーツ選手がパチンコ好きなのって
結構なあるあるネタだと思う。
おそらく根っからの負けず嫌いだったり、
今まで勝負事で簡単には負けたことがなく
アツくなって、ついつい
入れ込んでしまうのではないだろうか。
私もそうだった…。
私が初めてパチンコ屋に行ったのは、
16歳の時地元の進学校に通う友人Yからの誘いだった。
Y 「スロットってやったことある?この前打ったら2万儲かったで♪」
R 「え!?なにそれ!!?」
やっぱり進学校に通う高校生は、遊び方も大人びている…
当時は、そんな馬鹿げた印象を持ったのだった。
R 「でもスロットってめっちゃお金かかるんじゃろ!?」
Y 「1000円でえんよ♪朝の抽選に当たったら1000円しかいらん♪」
いわゆるモーニングサービスである。
朝イチ大当たり確定の状態で、遊戯開始させてもらえるという素晴らしいシステム。
90年代後半には結構モーニングサービスもあったと記憶しているが、
いつからか消滅してしまったのだ。
当時、友人Yの同級生の進学校の生徒たちは、
毎朝、この店のモーニング抽選を受けてから授業に向かうという
U-18にしてプロ顔負けの、なんとも香ばしい立ち回りをしていたようで
私もその立ち回りを伝授してもらい、恩恵を授かった一人である(笑)
やはり地元イチの進学校の生徒たちは、頭がキレるなと関心した理由がソコにあった。
モーニングサービスをやってる店は、
当時住んでいた実家からチャリンコ飛ばして約30分。
しかも、私の通う高校とは逆方向(笑)
それでも小遣い欲しさに通い続けた…。
雨の日でも、真冬の極寒の日でも…。
そんな苦労がついに実る日がやってきたのだ。
ピピピピピィー♪
店 「当選おめでとうございます!」
~つづく~